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Ada サンプル

https://github.com/bobhyun/TS-ANPR/tree/main/examples/Ada/anpr

1. エンジンファイルのコピー

【参考】 この例では、他のサンプルとエンジンファイルを共有するために examples/bin/ ディレクトリに展開しますが、実際の配布時には通常、アプリケーションの実行ファイルがあるディレクトリにエンジンファイルをコピーします。

Windows x86 64 ビットエンジンファイルを examples/bin/windows-x86_64 ディレクトリに展開
```
7z x tsanpr*-windows-x86_64.7z
```
Windows x86 32 ビットエンジンファイルを examples/bin/windows-x86 ディレクトリに展開
```
7z x tsanpr*-windows-x86.7z
```
Linux x86 64 ビットエンジンファイルを examples/bin/linux-x86_64 ディレクトリに展開
```
tar xvf tsanpr*-linux-x86_64.tar.xz
```
Linux ARM 64 ビットエンジンファイルを examples/bin/linux-aarch64 ディレクトリに展開
```
tar xvf tsanpr*-linux-aarch64.tar.xz
```

ディレクトリ構成

examples
├── bin
│   ├─── windows-x86_64        # Windows (x86_64) エンジンディレクトリ
│   │   ├── tsanpr.dll
│   │   ├── tsanpr-2505M.eon
│   │   └── tshelper.exe
│   ├─── windows-x86           # Windows (x86) エンジンディレクトリ
│   │   ├── tsanpr.dll
│   │   ├── tsanpr-2505M.eon
│   │   └── tshelper.exe
│   ├── linux-x86_64           # Linux (x86_64) エンジンディレクトリ
│   │   ├── libtsanpr.so
│   │   ├── tsanpr-2505M.eon
│   │   └── tshelper
│   └── linux-aarch64          # Linux (arm64) エンジンディレクトリ
│       ├── libtsanpr.so
│       ├── tsanpr-2505M.eon
│       └── tshelper
├── img                        # 画像ディレクトリ
└── Ada
    └── anpr                   # プロジェクトディレクトリ
       ├── bin                 # 実行ファイルディレクトリ
       ├── obj                 # オブジェクトファイルディレクトリ
       ├── src                 # ソースディレクトリ
       │   ├── anpr.adb
       │   ├── tsanpr.ads
       │   ├── tsanpr-windows.adb
       │   └── tsanpr-unix.adb
       ├── anpr.gpr
       ├── alire.toml
       ├── compile.bat
       ├── compile.sh
       └── Makefile

2. ビルドと実行

2.1 Alire を使用 (推奨)

Alireは Ada の最新のパッケージマネージャで、ツールチェーンと依存関係を自動的に管理します。

Alire のインストール

Windows:
- https://alire.ada.devからダウンロード
- 展開後、alr を PATH に追加
Linux:

推奨: 手動インストール (全ディストリビューション)

Alire Releasesから最新バージョンをダウンロード:
```
# 最新リリースをダウンロード (現在のバージョンはリリースページで確認)
wget https://github.com/alire-project/alire/releases/download/v2.1.0/alr-2.1.0-bin-x86_64-linux.zip
unzip alr-2.1.0-bin-x86_64-linux.zip
sudo mv bin/alr /usr/local/bin/
```
または https://alire.ada.devからダウンロード後、PATH に追加

代替: パッケージマネージャを使用 (古いバージョンの可能性あり)
- Debian/Ubuntu:
```
sudo apt-get update
sudo apt-get install alire
```
- Fedora/RHEL/CentOS:
```
sudo dnf install alire
```
注意: パッケージマネージャでインストールしたバージョンで Unexpected property count: 0 エラーが発生する場合は、上記の手動インストール方法で最新バージョンをインストールしてください。
ビルド
```
alr build
```
初回ビルド時、Alire は自動的に GNAT コンパイラと GPRbuild をダウンロードします。メッセージが表示されたら Enter を押してください。
実行
```
alr run
```
または直接実行:
```
bin/anpr
```

2.2 GNAT/GPRbuild を使用 (従来の方法)

2.2.1 Windows

GNAT のインストール
- GNAT Community をダウンロードしてインストール
- PATH に GNAT bin ディレクトリを追加

ビルド方法

compile.bat

または GPRbuild を使用:

gprbuild -p -P anpr.gpr -XOS=Windows_NT

実行方法

UTF-8 文字表示のため (日本語などの non-ASCII 文字に推奨):
```
chcp 65001
bin\anpr.exe
```
または UTF-8 エンコーディングなし:
```
bin\anpr.exe
```

2.2.2 Linux

依存関係のインストール

Debian / Ubuntu Linux

sudo apt-get update
sudo apt-get install gnat gprbuild

Oracle Linux / RedHat (RHEL) / CentOS
```
sudo yum install gcc-gnat gprbuild
```
Fedora
```
sudo dnf install gcc-gnat gprbuild
```

ビルド方法

chmod +x compile.sh
./compile.sh

または GPRbuild を使用:

gprbuild -p -P anpr.gpr -XOS=UNIX

または Make を使用:

make

実行方法
```
bin/anpr
```
文字エンコーディングに関する注意: Linux システムはデフォルトで UTF-8 をサポートしているため、日本語が正常に表示されます。問題がある場合は、ターミナルが UTF-8 エンコーディングに設定されているか確認してください。